最高の人生の見つけ方

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
名優二人の初共演となれば、見逃すわけにはいきません!

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仕事一筋で家族や友人に恵まれなかった大富豪のエドワード。
家族の為に地道に働いてきた自動車修理工のカーター。
普通ならまったく接点のない人生を送ったであろう、初老の二人がたまたま同じ病室になり
余命宣告を受けたところから、人生の終末を飾るに相応しい友情を育むお話です。





初っ端からビックリさせられたのは、抗がん剤治療を受ける為にジャック・ニコルソン扮する
エドワードが髪の毛を剃ってしまうシーン。どうせ抜けてしまうからという設定なのかな?
日本の俳優ではありえないでしょ?絶対カツラとかで誤魔化しそうだし・・・。
実は後半で、カーター=モーガン・フリーマンも剃ります。脳の手術という設定で。
さすがだなぁ!当たり前だけど、カツラで誤魔化すのとリアルさが全く違うし。

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それから点滴で抗がん剤を投与されるんですけど、トイレに駆け込んで吐くのがリアル!!!
いや~、自分の入院時を思い出してしまいました(汗)
余命宣告をなかなか受け入れられない葛藤を、さすがこの二人は巧いです。

育ってきた環境や境遇の違いも余命宣告という共通点だけでクリア。
二人の間に確かな友情が育まれ、思いやりと本音で、互いになくてはならない存在へと。
誰でも「死ぬまでにしたいこと」って考えると思うんです。
けれど自分の期限が判ったときに、それは急に現実味を帯びてきます。
優先順位と自分の体調と可能性。一番心残りがないように。

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たまたまエドワードが大富豪だったがゆえに、自家用ジェット!?で世界各地に行き
スカイダイビングをし、エヴェレストにまでたどり着きといろいろできました。
でもそれだけではなく、お金では得られない喜びや長年の想いを叶えられたりと
お互いの後押しでできたことも、それはとても幸せな出来事だと思います。

カーターの奥さんの気持ちもとてもよく解るんです。
夫の最期の時間を家族と、そして自分と過ごしてもらいたい・・・・・。
でも、家族の幸せの為に自分を閉じ込めてきたカーターの想いも、充分すぎるほど解るし。


あなただったら、余命宣告をされたいと思いますか?
私は自分の最期の時間を知りたいと思っています。以前、主治医に言ったことがあります。

「あと半年しか生きられないのだとしたら、ちゃんと教えてね!やっておきたいこともあるし
逢っておきたい人もいるし・・・・・」と。   答えはこうでした。

「ガンで死ぬ確率よりも交通事故で死ぬ確率の方が、きっと高いよ。逢っておきたい人には
いつでも逢って、やっておきたいことはすぐ始めたほうがいいよ。
それにね、たぶんそういうことは自分自身が一番良く判るんだと思うよ」

そういえば先に逝ってしまった病院友だちたちは、みんな自分の最期を判っていました。
残される旦那さんの為に料理を教えたり、自分の遺影を準備しておいたり・・・。
そういう人たちは、包み込むような優しさと潔さを併せ持つ素敵な人たちでした。

派手な作品ではないけれど、二人の名優のキャッチボールのような演技と
決してお涙頂戴的な作りでないところが、爽やかな作品に仕上がっています。
エドワードの秘書が、とっても素敵!心のつながりを感じさせるエンディング!
泣いた後、気持ちよく笑顔になれる佳作です。
是非、大切な人と一緒にご覧になってください!
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by british-green | 2008-06-07 16:29 | CINEMA