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武士の献立

加賀百万石・前田家のお家騒動を背景に、刀の代わりに包丁で君主に仕える
実在した包丁侍・舟木家に嫁いだ姉さん女房の奮闘記。

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優れた味覚と料理の腕を持つ春(上戸彩)商家に嫁ぐも気が強いので1年ほどで
離縁されてしまいます。加賀藩の料理方である舟木家2代目伝内(西田敏行)に
その才能を見込まれて、3代目の息子・安信(高良健吾)と再婚します。

江戸の屋敷では藩主・吉徳の側室お貞の方(夏川結衣)に仕える女中だった春は
はるばる加賀へと嫁ぎます。安信は次男でしたが長男が急逝し、跡取りとなり
不本意ながら包丁侍に。嫌々というのもあり、料理の腕はいま一つ・・・。

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優しい舅・伝内とおっとりとした姑・満(余貴美子)に可愛がられながら、夫の為に
料理の指南が始まります。安信には密かに想い人がいて、春の優しさにも
反発するばかり。ですが、渋々受けた指南のお陰でメキメキ料理の腕を上げ
昇進試験にも合格します。少しずつ少しずつ寄りそい始めるかに見えた2人。

そこへ加賀藩お家騒動が。若い夫婦も巻き込まれ、2人の間に溝が出来てしまいます。

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第一線を退き、料理の集大成を編纂しようとしていた伝内が病いに倒れます。
父の代わりに能登へ、饗応料理の食材探しの旅にでる安信。春も同行します。
過酷な旅を続けるうちに、2人の距離もまた近づきつつ。

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舟木家の威信をかけた一世一代の饗応料理、すっかり腕を上げた安信の姿が
ありました。時間をかけて、お互いに成長しながら絆を深めていきます。

美味しそうなお料理がたくさんでてきます。春の作る家庭料理はどれも美味しそうだし
饗応料理に至っては、御茶請という菓子から始まり、本膳・二の膳~七の膳まで
それぞれ豪華なお膳が続き、更に引菜膳・後御菓子と贅を尽くしたお料理が並びます。
ですが一瞬で次に移ってしまうので、そこをもっとじっくりと見せて欲しかったなあ。

舟木父子は、今でいうレシピ集を完成させました。
地産地消というのは、時代を問わず大切なことなんですね~。
今はお取り寄せで何でも手に入るけど、その土地で採れたものをそこで食べるのが
一番美味しい食べ方なんでしょうね。

Charaの歌は嫌いじゃないけど、これにはちょっと合わなかったかも・・・。
by british-green | 2014-02-14 21:59 | CINEMA