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氏家・雛めぐり  ~後編~


eプラザ壱番館の2階は、体験教室のようなものもやっているようです。
お土産用のポストカードなんかも売っていました。

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これはわりと新しい段飾り。それでも微妙に年代が違うので、お顔も違います。

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こちらは雛めぐりのポスターに載ったお雛様。着物の合わせの色合いが素敵!

通路で結ばれたeプラザ弐番館の2階にもあるので、是非どうぞと勧められました。

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こちらのスペースには、ずいぶん年代物のお雛様がたくさん。
これは大正10年のお雛様。ずいぶんと綺麗に保存されています。

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これもずいぶん古いもの。私たちが思うお雛様とはちょっと趣きが違います。

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昭和前半のお着物も飾られていました。私の子供の頃はこんな柄でした。

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これは昭和18年と書かれています。当時は第二次世界大戦真っ只中。
「贅沢は敵だ」という時代、贅沢品のお雛様を買うことも大変で、隠れるように買ったとか。
このご家族は東京にお住まいでしたが、昭和19年たくさんの荷物を残したまま
栃木に疎開してきました。もちろん、お雛様も置き去りです。

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翌年、父親が電車で東京に行き、やっとの思いで背負って持ち帰ったそうです。
混乱の中、段飾りなどは無くなってしまったけれど、お人形は栃木で雛祭りを迎えます。
それからまもなくの3月9日の東京大空襲で、残っていた荷物も家も全て焼けたそう。

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こちらは享保雛、江戸中期の享保年間のもの。300年も前の物です。

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これも年代物が揃っています。お道具類も丁寧な仕事です。

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これは「おままごとセット」かな?とても精巧に出来ていますね。お櫃もざるも本物みたい。
そういえば子供の頃、こんな感じのお風呂セットを持っていました。
小判型の木製の浴槽と手桶が揃っていました。桶にはちゃんと箍(たが)が嵌ってました。

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これ、ちょっと怖いでしょう?(笑)裃(かみしも)人形というものだそうです。
岩槻で生まれ、明治から大正にかけて庶民に親しまれ、関東一円に広まったとか。
神社境内の露天商で売られていたようで、お宮参りのお守りにもされたようです。

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昔の物はお顔立ちもずいぶん違います。これは屏風がとっても豪華。

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昭和後期のものもけっこうありました。これもその一つ。
お着物の色がどれも素敵~。お道具もたくさんあるし、翁媼もいたり、良い物ですね。

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これは今どきのもの、クレイクラフト(創作粘土工芸)
粘土を混ぜることで限りなく色を作り出せるんだそうです。

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こんなのもありました。ワタクシはもちろん、着ておりませんことよ(笑)

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薄い板というか厚めの経木のようなものを重ねて組み立てて、立体感を出したもの。

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こちらは手鞠細工。どちらもここにお教室があるようです。

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昭和中期の御殿雛。通りの電気屋さんにも同じようなのが飾ってありました。
御殿雛、この当時の流行りなんでしょうかね?

1日でずいぶんたくさんのお雛様を見ました。春の弥生、たくさんの物を見てきたお雛様。
素朴な物も豪華な段飾りも、親御さんの愛情が込められた大切に残された物でした。



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夕方5時近く、上河内SAまで戻ります。我が家からは小さく見える男体山も
こんなに大きく見える場所なのです。

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ですが、まっすぐ帰る訳ではございません(笑)写真、ボケボケでごめんなさい(汗)
SAのスマートETCの近くの日帰り温泉へ。ほたるの里・梵天の湯。

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1時間ほどお湯につかり、ご飯もここで食べて行くことにしました。
夫は湯上がりのビールがあれば、どこでもいいのです(笑)

食券を買って、フードコートのようにピーピーなる機械を持たされて、出来たら取りに。
もつ煮とところてんは夫の希望。イカゲソの唐揚げも付けちゃいましょう。

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みそおでんを頼んだら、こんにゃくが大きすぎ(笑)手のひらくらいあるんだもん。

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夫はそんなにご飯食べられないというので、私の生姜焼き定食をお裾分け。

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その代わりビールをもう1杯とサラダをご所望。
葉物野菜が特に高い昨今、たっぷりのキャベツが美味しゅうございました。

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デザートに柚子ソフト。見た目よりずいぶんボリュームがありました。

ココの温泉、お湯はなかなか良いのですが、何しろ家族連れが多いのです。
混んでて、珍しく男湯でも洗い場で待ったそうです。

子供が多いので、飛び込むまではいかないけど、湯船に勢いよく入ってきたり
おばあちゃんたちが入り口のところでおしゃべりしてて、湯船に入りづらかったり
大広間でもどこでも、子供が駆けずり回っていました。
我が家的には二度目はないかなぁ・・・。
by british-green | 2012-03-09 23:23 | 季節の彩り