2010年 09月 20日
玉川・2010・夏 ~2日目・後編~
大衆演劇の楽しさを堪能して、康楽館を出たのがちょうどお昼。
隣接の旧小坂鉱山事務所を訪ねました。ここと康楽館、郷土館が共通券。
明治38年(1905年)に建てられ、1997年まで実際に事務所として利用されていました。
現在の場所は以前、小坂鉱山病院があったところで、解体移築されました。
木造3階建てのルネッサンス風。秋田杉で造られているんだそうです。
この正面ポーチのバルコニー部分だけが、少しだけイスラム風。美しいです!
お腹も空いたので、中の「レストランあかしあ亭」でお昼ご飯。
明治の洋食屋さんというのがウリ。天井も照明もキレイです。
夫は稲庭うどんとかやくご飯のセット。
私はビフテキ丼を頂きました。お肉、柔らか~い。
気品のある三角ペイディメント(窓飾り)付き窓、これもそうですが上下(あげさげ)窓が
ずいぶん沢山ありました。内外装合わせて200くらいあるそうです。
この時代、まだ国産の窓ガラスは作られていないので、すべてヨーロッパからの輸入。
ゆがんで見える古い窓ガラス、当時の物も残っているそうです。
中庭もあります。写真は撮れなかったんですが、玄関ホールには3階まで突き抜ける
見事ならせん階段がありました。総秋田杉造りのなかで唯一、ケヤキで出来ています。
こちらは所長室。家具調度品もとても美しいものばかり。
モダン衣装室です。入館料+700円で30分間、何度でも試着できるんだそうです。
館内のどこででも手持ちカメラで撮影できるとのこと。紳士用・子供用もありました。
ブーケやこんな小物類も貸し出し。中を見せてくれるというのでお邪魔しました。
えっ?ワタクシ?可愛くて素敵なドレスのほとんどが9号サイズ(爆)
着られるサイズがないわけじゃありませんが、ほんの数着でした。
バルコニーに出てみました。細かい部分も本当に美しい!
解体作業・復元作業共に、ずいぶん手間暇かけられています。
康楽館とともに、こちらも国の重要文化財に指定されています。
もう1か所、郷土館も共通館に組み込まれています。
外の展示、昔の小坂駅です。木の改札、なんだか懐かしいですね。
こちらはお召列車。秩父宮、高松宮両殿下がご乗車になられた由緒あるSL貴賓車です。
座席の記事が豪華版。お付きの方が乗る部分は質素な造りでした。
夕方までめいっぱい楽しみました。お宿に帰ってお風呂、そして晩ご飯です。
この日のお造りはカンパチ。牛筋の煮物、揚げだし豆腐にチキンのバジルソース。
さつま揚げに茸ソースをかけたもの、とボリュームのあるメニュー。
ウニが甘くて美味しゅうございました!イワナの一夜干し、タコのカルパッチョ。
あんこうの唐揚げとお酒にもご飯にも合うものが並びます。
八宝菜にシーフードパスタ。南瓜の冷たいポタージュは甘いこと甘いこと!
さすがにお腹もいっぱいで、お粥を少しだけいただきました。
フルーツも忘れずに。パインもグレープフルーツも、とっても甘くて美味でした。
実はこの日、午前中から夫の体調がすぐれませんでした。珍しい!
お腹がちょっと・・・(苦笑)というわけで、お昼は稲庭うどんだったんです。
お腹が痛いわけでもなく、のべつトイレとお友達というわけでもなく、食べるとダメなんだそう。
小坂からの帰り道、薬局でお薬買いました。風邪気味かもと言うと、薦めてくれたのは葛根湯。
晩ご飯は夫抜きの3人でした。「お粥だけでも食べる?」と聞いたのですが、止めておくと。
水分とポカリだけ、熱があるわけでもなくそこそこ元気なんですけどね。
食後の打ち合わせは4人で。翌日は上り一番の混雑と言われている日。
だいたいの予定は決めましたが、あとは臨機応変にです。
by british-green
| 2010-09-20 21:20
| 旅は道連れ