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相田みつを と なか川

今月半ばのこと、久しぶりに病院友だちが集まりました。

私には病院友だちのグループが2つあって、この日会ったのは同室友だち。
もう一つは、私の手術前後1年ずつくらいに同じような手術をし、治療を共にしてきた仲間。
それぞれの治療に合わせ、一緒に食事をしたり電話で励ましあったり・・・。
一人逝き、2人逝きと、もう今では私の他には3人だけになってしまいました。

さてこの日に集まった同室友だちとは、私の手術入院80日の最後の10日間が同室だった
人たちです。内4人は、言ってみれば軽い病気の人、命に関わるものではありません。
1人は抗がん剤治療をしましたが、術後の5回で余りの辛さに止めることを選択した人。
年齢も私が一番下で、年長者は70歳近くです。6人部屋の6人全員。
わずか10日間の同室なのに、全員の気が合って、もう5年半のお付き合いになりました。

珍しい、とよく言われます。2~3人仲良くというのはけっこうありますが、6人揃ってです。
入院中も笑いの絶えない病室でした。ベッドを仕切るカーテンもいらないと思えたほど(笑)
私の病気もよく理解してもらえ、いつも励ましてくれる仲間です。
最近はそれぞれの事情で年2回ほどの集まりになりました。6人の都合が揃うのは大変で。
歳の近い私を含む3人は都合が付きやすく、先日の銀座おのぼりさんもこの3人でした。

何やかやで昨夏以来の集まり、にぎやかです!うるさいです!(爆)話すこと尽きません(笑)
今回はめん割烹なか川でオマケ付きの食事をすることになりました。
実は夫がなか川の四代目と親しくさせていただいているので、今回お願いしてみました。

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四代目からのサービスで出していただいた、鳳凰美田の熟成秘蔵梅酒。
お酒の好きな方なら良くご存知でしょう。最近人気のようです、鳳凰美田。
良いお水でうす~く割ってくれました。アルコールに弱い私でも大丈夫なくらい。
薄くしてあるにも関わらず、梅の芳醇な香りが漂っています。

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いただいたのは 相田みつをおすすめコース です。
こちらのなか川、相田みつをと深い親交のあるお店として足利でも有名です。

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にしんの甘露煮。相田みつをはこれを肴にお酒を飲むのがお気に入りだったそうです。
にしん蕎麦のにしんよりも、もっとふっくらと見た目より薄味に炊いてあります。
美味しい~!柚子と一緒にいただくと美味!みんなにも好評でした。
余り美味しかったので、全員がお土産用に包んでもらったほどです。

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お造りは鮪とブリ、タコに蒸しホタテ、季節のホタルイカでした。

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季節の炊き合わせは姫筍とワカメ、湯葉でした。
お蕎麦のお店ですが、お料理はどれも安心できる美味しさです。

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天ぷらもボリュームたっぷり!海老と舞茸、ナスとセリ、鶏のささ身でした。
関西ではカシワの天ぷらってありますけど、関東で鶏の天ぷらは珍しいんです。

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程よい頃合いで打ち立てのお蕎麦が出されました。
四代目のオススメの食べ方、麺つゆで、そして天ぷらのうまみが溶け込んだ天つゆで
その両方を合わせたつゆで。味わいがみな違います。そしてどれも美味しい~!
お蕎麦の量もたっぷりです。お蕎麦屋さんて、ざるなんか三すくいで終わっちゃうくらい(笑)
ほんの少しなところがけっこう多いけど、見た目以上にたっぷりの美味しいお蕎麦!

これにサービス(たぶんどのメニューにも)で茸の炊き込みご飯が付いているので
もうお腹いっぱいです!蕎麦湯も美味しくいただきました。

こちらのなか川、四代目が研究熱心で、お蕎麦に合わせるお酒やワインも揃っています。
蕎麦焼酎の蕎麦湯割りという、お蕎麦屋さんならではのものもあります。

もともとが旅館だったお店で、店内の調度品は当時使われていたものがほとんど。
ランプシェードは昭和初期のガラス製です。大正よりもモダンなんだそうです。

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こちらは明治時代のギヤマン。旅館時代のものが大切に残されています。



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中庭右手の部屋に相田みつをの定席があります。旅館時代からのお付き合いは
このお店になってからも続き、足しげく通ってはお蕎麦を楽しまれたそうです。

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相田みつをの「書」ではない珍しい作品。ろうけつ染めの鶴です。
彼が世に知られるようになった作品「人間だもの」もなか川所有です。

お食事も美味しくいただいたところで、今日のオマケです。
四代目が相田みつをとなか川の長いお付き合いをお話してくださることになりました。

続きます。
by british-green | 2008-04-27 23:39 | 美味しい~!