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エリザベス ゴールデン・エイジ

ちょっと前になりますが観てきました。前作はチャンスがなくて未だに観ていません。

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前作に引き続きエリザベス一世を演じる、ケイト・ブランシェット。
エリザベスが女王になってからの波瀾万丈を描きます。エレガントで知的でカリスマ性も充分。

スペインとの宗教戦争だとかそれに絡んだエリザベス暗殺計画だとか恋模様だとか・・・。
2時間に収めてあって、前作を未見でもそれなりに楽しめます。
ただ、盛りだくさんにしたことによって、もう少し突っ込んで描いて欲しいところが消化不良。
無敵のスペイン艦隊を破ったところ、確執のあったメアリー・スチュアートがらみの部分とか
もう少し時間を割いてもいいようなところがあって、ちょっと不満といえば不満。

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ヴァージン・クィーンとして、イングランドと結婚すると誓いを立てたエリザベス。
「女王」という鎧を脱ぎ捨てると、こんなにも儚げで少女のような脆さを見せたりします。

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エリザベスお気に入りの侍女ベスを演じる、新星アビー・コーニッシュがキュート!
彼女はショーンの映画(ヴァイキング物)にも出るので楽しみ♪
クライヴ・オーウェン演じる航海士ウォルター・ローリーとの三角関係?もあります。

ウォルターにKissを求めるエリザベスが可憐で素敵でした。
恋心と同時に、新世界に対する憧れもあってウォルターに魅かれたのではないでしょうか。
定められた人生の中の、わずかな彩りが叶わぬ恋であった女心の葛藤を、戸惑いを
ケイトはその圧倒的な存在感で、見事にエリザベスになりきっていました。

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当時のファッション・リーダーでもあったエリザベス。ドレスも鬘も絢爛豪華です。
アカデミー賞の衣装デザイン賞受賞が納得のドレスの数々でした。
アクセサリーもスワロフスキーだそうで、ため息もの!
丁寧な仕事が画面を通してもうかがえる、フリルやレースのそれはそれは見事なこと!

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当時、無敵といわれたスペイン艦隊を迎え撃つべく、弱気な兵士の下に自ら赴く女王。
率先して前線に立ち、鼓舞して士気を高める姿は、上に立つもののお手本でしょう。
この時のケイト姐さん、本当にカッコよくて綺麗でした!うっとり~!

ケイト姐さん、ジェフリー・ラッシュ、サマンサ・モートンと芸達者の力量で魅せる映画でした。
パリでは不評で上映期間が短かったと聞きましたが、ヨーロッパ人はどう感じたのでしょう。
歴史を知らなくてもそれなりに楽しめますが、観た後でもう少し詳しく知りたくなりました。



そして・・・この記事でちょうど100記事目となりました~。
by british-green | 2008-03-11 23:02 | CINEMA