2015年 10月 06日
玉川・2015・夏 ~1日目~
出発は8月の12日、午後10時半を過ぎた頃。
抗がん剤を飲み終わってから10日程、体調はまずまずといったところ。
髪はほとんど抜けましたが、玉川はそんな人ばかりですから。
足利ICから北関東道、岩舟JCTから東北道で向かいます。
あらら、思ったほど混んでません。車は多いけど、順調に流れています。
途中、何ヶ所か休憩に寄りましたが、どこも並ばずに入れました。
玉川温泉駐車場に、なんと2番乗り!こんなことは初めてです。
駐車場オープンの7時半までしばし仮眠。
せっかくの良いお天気、邪魔にならないところにレジャーシートを敷いて
お外で朝ごはん♪「さっちゃんは何も作ってこなくていいからね」
というYちゃんの言葉に甘えて、私が用意したのはおにぎりと梨。
買い物ついでに買ってきたポテサラ。
Yちゃんがいろいろ用意してくれて、豪華な朝ご飯になりました。
お庭の畑のきゅうりと茄子の浅漬け、これまたお庭のトマト。
遊歩道をゆっくり歩いて岩盤浴テントへ。テントも空いています。
1番上のテントに、4人一緒に入れました
年々テント内の地表温度も変わってきて、ずいぶんと熱くなりました。
以前は同じテント内でも、温い所熱い所とあったのですが、全体的に高め!
どこに寝てもけっこうな熱さです。15分くらいで身体を入れ替えたり
向きを変えたりと動いていないと、ずっとは寝ていられない感じ。
私たちの後も混んではこず、ゆっくり1時間強岩盤浴しました。
その後は遊歩道の入り口近くまで戻り、高齢の神社の鳥居前で仕上げです。
ここは地面こそ暖かくはないものの、放射線量が1番強いと言われている場所。
この狭い区画の中でも微妙に線量が違います。
長年通って詳しいと豪語するおっちゃんが、蘊蓄をいろいろと(笑)
私たちは「素人」に見えたんでしょうかね?
おっちゃんに「何年位来てらっしゃるんですか?」と聞いてみたら
「オレは7年も通ってるんさぁ」と自慢たっぷりでしたが
おっちゃん、私たちは10年以上通ってるんさぁ・・・言えなかったけどね(爆)
遊歩道入り口の、私たちが「本家」と呼ぶ最初にできたお宿・玉川温泉の売店。
あらまぁ、ずいぶんとオサレなテラスにリニューアル!
汗かいちゃったし、かき氷を2人で半分こ。
お昼になって、宿に向かいます。お部屋はもう準備できてるとのこと。
経営母体が変わり、顔馴染みのスタッフさんもほぼいなくなりました。
若い人がずいぶん増えて、フレッシュな感じはあります。
荷物をお部屋に運んで、まずはお昼ご飯。
夫は天ざる蕎麦、もちろん男性陣は生ビールもです。
私はこれくらいなら食べられそうかな?と稲庭ざるうどん。
朝も、あの写真の半分くらいしか食べられなかったのです。
夫の天ぷらの舞茸だけお裾分けしてもらいました。
午後はお宿の送迎バスを予約、遊歩道入り口まで運んでもらえます。
3時だというので、それまではみんなでお昼寝。
そろそろ準備を、という頃になって、どうも私の体調が思わしくありません。
遊歩道入り口からテントまでの10分弱の道を、どう頑張っても歩けそうもなく
無理をせずにお部屋で寝ていることにしました。3人で行ってらっしゃい!
お風呂は入ることが出来ました。ですが、玉川のお湯は何しろ体力を使います。
こちらも短めで無理をせず、汗を流すくらいにしておきました。
長い1日お疲れさまでした~♪
料理人さんも変わったんでしょうね、いろいろ工夫されてはいますが
ちょっと全体に味が濃い目に。病人が大野で、やはり薄味にしてほしいわ。
もちろん、みんなが「これ美味しいね」というものもあったのですが
私自身が美味しく感じられなくて、やはりお薬の影響ですね。
ホタテのお刺身は美味しく頂きました。
いつもなら手が出る食材も、なんだかそそられず・・・。
写真の半分の量しか食べられませんでした。
〆にお粥をお茶碗半分ほど。お粥は変わらず美味しく炊けていました。
デザートも少しだけ。
一休みしてから、翌日の打ち合わせも兼ねて二次会(笑)
ジェンガは疲れるので、今回はBINGOとババ抜きで盛り上がりました。
シルバーウィーク明けの先月25日から、やっと再開になりました。
今回は1日1錠を1週間、ですので先週1日に終了しています。
結局2か月近く間が空いてしまい。シャレにならないくらいに
マーカー値が上がってしまいました。
今は休息期間で、9日の金曜日からまた飲み始めます。
吐き気はなくて、ご飯も少しは食べられるようになってきて
このペースなら続けられそうとは思うのですが・・・。
やはり相手は強敵!最後の2~3日になって、ピンポイントで痛みが。
1番弱い、胸の傷、肋骨の辺りが痛みます。
飲み終わった翌日には、油断してたら吐きました。
昨夜が1番痛みが強くて、レスキュー薬オキノームで対処してますが
ちょうど夫が出かけているときに激痛で、薬に手が届かずに唸ってました。
帰ってきてくれた時がMAXで、薬を飲ませてもらったのですが
話も出来ず、あまりの痛さに号泣してしまいました。まるで子供です。
夫が背中をさすってくれてるうちに少し落ち着きました。
1週間置きにこんな感じかと思うと、ちょっと気が滅入ります。
闘いはこれからなんだから、負けちゃいられないんだけどね。
by british-green
| 2015-10-06 22:35
| 旅は道連れ