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エクソダス 神と王

リドリー・スコット監督の描く、旧約聖書の世界。
リドスコといえば「グラディエイター」「キングダム・オブ・ヘブン」など
時代物の大作、私も大好きな作品です。

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出エジプト記のモーゼの奇跡の数々を、最新のVFXで描きます。今回は2Dで。

紀元前1300年、栄華を誇るエジプトの王家で養子として育てられたモーゼは
次期王のラムセスと兄妹同然に育てられてきました。

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ヘブライ人(ユダヤ人)がエジプト人の奴隷となり、虐げられているのを
目の当たりにしたモーゼ(クリスチャン・ベイル)はヘブライ人の長老である
ヌン(ベン・キングスレー)から、自身もヘブライ人であると告げられます。

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巫女の予言に心をかき乱されていたラムセス(ジョエル・エルガートン)は
疑心暗鬼、そこへモーゼがヘブライ人であるとの密告を受けます。

追放となったモーゼは、40万人のヘブライ人奴隷を救うべく立ち上がります。

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エジプトを襲う十の災い、人食いワニで血に染まる川、カエルの大群や画面を
埋め尽くすほどのイナゴの大群、顔を醜く変える疫病などはけっこうグロ(苦笑)
そこら辺は「エイリアン」の監督らしさなのかなぁ?

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ジョエル・エドガートンを初めて観たのは「キンキーブーツ」でした。
人の良い靴屋の若社長、キング・アーサーではガウェインでした。
スキンヘッドにして目張りがっつり入れたら、何だか別人!(頭の形キレイ)

誰かに似てる、誰に似てるんだろ?・・・う、内山くん?(爆)


私はモーゼといえば「十戒」のチャールトン・ヘストン。
杖をバーンと地に刺すと、紅海が真っ二つに割れる画像が印象的でした。
ラムセスのユル・ブリンナーは、あんなに圧倒的存在感なのにあまり記憶なく
確か小学生の頃に映画館で観ました。地方はかなり遅れて上映でしたから。

今回の紅海は真っ二つという訳ではないのですが、けっこうリアルな感じ。
そして映像美が見事でした。壮麗な宮殿やギザの大スフィンクスなど。

見せしめの処刑と、ヘブライ人居住区の無差別殺戮など、今でも当時と同じで
アウシュビッツへと続くユダヤ人迫害の歴史の根は深いと感じさせられます。

神を子供の姿で現すのは、なかなか意味深いものでした。
by british-green | 2015-03-07 23:17 | CINEMA