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フューリー

第二次世界大戦末期、たった一台の戦車で300人のドイツ軍部隊と渡り合った
5人の兵士たち。戦場の生と死を鮮烈に描く佳作です。

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「フューリー(怒り)」と名付けられた戦車、家族よりも強い絆で結ばれた5人。
率いるはドン・"ウォーダディー"・コリアー (ブラッド・ピット)
砲手ボイド・"バイブル"・スワン (シャイア・ラブーフ)
装填手グレイディ・"クーンアス"・トラビス (ジョン・バーンサル)
操縦手トリニ・"ゴルド"・ガルシア (マイケル・ペーニャ) 
副操縦手が戦闘で亡くなり、補充されたのは戦闘経験がない、タイピストとして
入った新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)

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戦闘経験が無く、ドイツ少年兵を殺すのに怖じ気づくノーマンののミスで
味方の戦車が破壊され、ウォーダディーは怒り狂います。
戦場で「教育」させると言い、力ずくで銃を持たせ、彼に捕虜を射殺させます。

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少しずつ戦闘に慣れた頃、小さな町を制圧した連合軍。とある民家に入り
出会ったエマとベッドを共に。若い二人の束の間の「恋」でしたが
ドイツ軍の砲撃で、その恋は悲しい終わりを告げます。

防衛戦に参加しない市民を殺害して、その遺体を見せしめにしたり
町を燃やしたりする様子に、ノーマンはドイツ兵に対する憎悪を燃やしていきます。

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シャーマン戦車(アメリカ)とティーガー戦車(ドイツ)の野戦。
なんでも、どこぞの博物館に展示してあった稼働可能な本物のティーガー戦車を
実際に動かしての撮影だったそうです。迫力のシーンでした。

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他の戦車は破壊され、残るはフューリーただ1台。それでも任務を遂行するべく
進んでいきますが、対戦車地雷を踏んで走行不能に。
そこへ近づいてきたのは、悪名高きナチス親衛隊(SS隊)300人。

部下たちには逃げるように、自分は1人残ろうとするウォーダディー。
「ここ(戦車)は俺の家だから」

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ブラピが本当にカッコイイのですよ~!制作総指揮にも名を連ねています。

「理想は平和だが、歴史は残酷だ」というウォーダディーは「本当は俺も怖い」
と本音を漏らします。ノーマンの成長物語であるのと同時に、戦争の愚かさも
無慈悲で無情ななか生き抜いていかねばならない現実も描かれています。

人が生きる意味を、改めて感じさせてくれるのです。












成人の日に、このブログを訪れてくださった方が延べ10万人となりました。
ブログを始めてから7年半でのことになります。
ブログを始めたことで、たくさんの方と知り合えて、実際にお会いできて
私の人生は本当に豊かなものになりました。

お会いできた方も、コメントしてくださった方も、読んでくださっている方も
全ての方に感謝です!本当にありがとうございます。
ずっと続けられますように!これからもよろしくお願いします。
by british-green | 2015-01-15 23:10 | CINEMA