2015年 01月 09日
インターステラー
若い頃のマシュー・マコノヒーは、ナイスバディのチャラ男というイメージで(笑)
そんなに好きと言うわけではなかったのですが「リンカーン弁護士」あたりからは
歳を重ねたこともあって、イイ感じです。今やオスカー俳優ですから。
お話は、世界的な飢饉や地球環境の変化によって、人類の滅亡が迫る近未来。
家の中でも砂だらけになるほどの大砂嵐、お皿を裏返しにしておくのがリアル。
色々な穀物がダメになっていく中、「オクラ」がダメになったというのを聞いて
アメリカって「オクラ」って主要穀物なの?ってちょっと思いました。
嵐が去った後、家の中には不可思議な現象が現れて、これが後の伏線になっていたり。
何かに導かれるように、娘と2人たどり着いた先には・・・。
秘密裏に進められている、人類の宇宙移住計画。
先頭に立つのはノーラン組のお馴染みマイケル・ケインと娘のアン・ハサウェイ。
その探索にマコちゃんとアンが向かうという計画。ワームホールを利用して
惑星間を旅するその計画は、再び子供たちには会えないかもという過酷な旅。
それでも、子供たちの未来の為にと旅立つ決断をします。
老いた父に、まだ10代半ばの息子に後を託し、父娘の別れのシーンが秀逸。
意外とアナログ志向のノーラン監督、宇宙船は実物大のを作ったそう。
同じく宇宙空間を題材にした「ゼロ・グラビティ」でも宇宙は無音、静寂の中。
ワープも、何だかとてもリアルな感じがしました。
息子(ケイシー・アフレック)はすでに結婚、父親になりました。
娘マーフ(ジェシカ・チャステイン)は父を追い、科学者としてサポート。
連絡が途絶えた父を、息子は亡くなったものと受け止め、でも娘は生存を信じ。
現在の父親の1時間は、地球での7年という時間軸にいます。
3時間の調査は、子供が大人になるほどの地球時間なのです。
帰還できるかどうかも判らない旅、家族と別れ、仲間と別れ。
地球の未来のため、愛する子供たちの未来のため、進むしかない焦燥感。
公開前に、ほとんど情報が漏れないままでした。
こんな壮大なスペースオペラだったなんて!父娘の深い愛のお話だったなんて!
ノーランの映画で泣くとは思わなかったわ。深い深い話でした。
そして、あの私も大好きな大物俳優が出ていてかなりビックリでした。
最初はそっくりさんかと思ったほど。ずいぶん似てるなあ、声も同じだよなあ。
え~~~っ?やっぱり本物?と本当に驚きました。
五次元とか出てきて、物理とか科学が苦手な私には難しい会話もあったのですが
そこが理解できなくても全然大丈夫。3時間近いのですが飽きさせません。
後半になってからも素晴らしい!!!あれも、あそこも伏線だったのかと驚きます。
オスカー俳優2人(マコちゃんとアン)が本当に良かった!
そして旅を共にするロボットのTARS。有能で最高のバディなのです。
人型アンドロイドが家庭でも買える現代、なのにTARSは一反もめん?塗り壁?
というビジュアル(笑)でもね、すっごくいいヤツで頼りになります。欲しい~!
ノーラン作品の中で、1番好き!
新年早々、S先生のところへ。
腫瘍マーカーを調べました。前回の80から少し下がって50でした!
少しですが、確実に下がっています。上限値35まであと少し。
来週、今年最初の化学療法を受けます。
by british-green
| 2015-01-09 22:37
| CINEMA