2012年 02月 08日
大寒過ぎて
先月、大寒を過ぎた頃に、今年初めての母とのランチ。
久しぶりに太田の川畑へ。母はずいぶん久しぶりです。
いつもは先付けからのお料理ですが、寒い時期は熱々の玉〆から。
こういう心遣いが嬉しいですね~。熱いほうじ茶もすぐに出てきました。
この日のしんじょうは河豚。ほぐした身と柚子が良い香り。
蕪と京人参の二色なます・コチの昆布締め。
少し厚めの蕪の食感が、柚子味噌にも良く合います。塩味もちょうど良い。
コチは初めて食べました。淡白ですが、程よく脂がのって昆布の風味も美味。
直径10cmにも満たない小さなお皿、こんな可愛らしい柄でした。
お造りはメジマグロ。判りづらいけど、サイコロ状の立方体に切ってあります。
不思議と食感が違って、こんな少しでもとても満足感があるのです。
さてさてワクワクの時間(笑)蓋を開ける時のお楽しみ感はいつ来ても、何度でも。
お味噌汁は大根と油揚げの赤出汁でした。熱々で温まります。
冬のお献立でも、優しい春の色合いが感じられます。
天ぷらは車海老と筍、地芋。山芋のような食感は筍と対照的。
霜菜のお浸し、カレイの西京焼き、出汁巻き。小さな蓋物は帆立の入っためかぶ。
野菜の炊き合わせと一緒に海老の下のピンクは、明太子のしんじょう。
温かい紅茶をお願いしました。チョコの生キャラメル・マンゴーのシャーベット。
黒豆のブラマンジェ、チョコシフォンにはバナナと生クリームという黄金の組み合わせ。
リンゴのパウンドと少しずつですが、大満足のデザートプレートでした。
いつも予約の電話応対からとても気持ちの良い接客なのです。
欲しいなぁと思う絶妙のタイミングでお茶のお代りが急須で届きます。
デザートのあと、今度はこれまた絶妙のタイミングで、新しい湯呑みにお煎茶。
こういう細やかな気配りが、このお店がいつも満席な理由なのでしょう。
戸を開けて出迎えていただき、戸を開けて送り出していただきと、良い気分で
お店を後に出来ます。お料理の美味しさもさることながら、接客の素晴らしさに
また、何度でも行きたいと思うのです。
by british-green
| 2012-02-08 21:21
| 美味しい~!