2012年 02月 01日
時を越えて生まれ変わる
向かったのは桐生にある創作フレンチ「ショコラ・ノア」
このお店、以前は市街を外れたところにあって、そこには一度行ったことがあります。
数年前に街中に移ったと聞きました。実は2回、予約を振られ3度目の正直なのです。
昭和2年に建てられた和洋折衷の住宅をリフォーム、素敵なレストランになりました。
TV『アド街っく天国・桐生編』でランクインしたので、予約が取りづらくなりました。
靴を履いたまま、玄関左手の洋室(上の写真)おそらく応接間だったお部屋へ。
テーブル席がいくつかあります。
昭和初期の暖炉、これはガスで暖を取っていた形跡がありました。
ランチは何種類かあるのですが、新年会ですので一番ボリュームがありそうな
シェフのおススメランチにデザートもつけました。
まずはアミューズでブルスケッタ。ニンニクが効いていて、トマトが甘い!
前菜は春を先取りのような、華やかなお皿が出てきました。
魚介のマリネと有機野菜。マリネのお味が抜群でした。まろやかな酸味が美味しい~。
野菜もどれも味が濃くて、魚貝の下ごしらえも丁寧にしてあります。
パンかライスを選べます。3人ともパンを。手作りのパンは小麦の味わいも豊か。
スープは南瓜、とても甘味のある南瓜でした。
サラダは胡麻風味のドレッシング。こちらも有機野菜です。
人参も独特の青臭さがなくて、この倍くらい食べたかったわ(笑)
メインはお魚かお肉を選べます。Aさんはお魚、この日は鯛でした。
2種類のソース、特に粒マスタードの方は甘味とほのかな酸味で美味しゅうございました。
Tさんはお肉、もち豚でした。お皿も素敵でしょ?
私も同じお肉ですが、お皿がちょっと雲っぽい。
こちらも2種類のソース、黒胡椒が効いたあっさりしたソースがもち豚に良く合います。
どちらも付け合わせは同じ、茄子のフリットや里芋の素揚げ、蕪のグリルなどなど
お野菜の味が濃く、付け合わせの量としてはボリュームがあります。
デザートが選べます。限定のものは残念ながら売り切れ。
3人とも、こちらで人気だという特製プリンにしました。思ってたのと(良い意味で)違う!
手前の茶色い角?はシナモン風味のさつま芋。ホイップの下にはフルーツ。
なめらかタイプよりはちょっと固め、昔ながらのプリンに近いかな?
ほろ苦のカラメルがちょっと大人の味でした。食べ応え有りました!
紅茶を選んだら、ポットにたっぷり。杏ジャムが添えられていました。
奥のお部屋が空いたというので、見せて頂くことにしました。
元々は二間続きの和室だったようです。
書院造だった床の間部分も、上手く活かされていました。
付け書院の飾り障子、これは当時のままのものを活かしてるようです。見事な細工!
透かし彫りの欄間も手が混んでいて、昭和の職人さんの手仕事が忍ばれます。
天井の照明は、桐生織の帯でした。とても上質の帯。
もう一部屋はまた違うもの。どちらも美しく、素敵な使いみちでした。
お料理も美味しかったけど、このロケーションが素敵でした。しかもリーズナブル♪
接客もとても気持ちよく、また是非行ってみたいお店です。
この後、腹ごなしに・・・と思ったんだけど、寒い!インドアでどこかというものの
たいていの場所には行っちゃったし。じゃあ、市役所側の地場産センターへ。
桐生の名産品がすべて揃っています。桐生織から食べ物まで。
お腹は空かないけれど、喉乾いちゃったからお茶にしましょう。
帰り道にあるので久しぶりに寄ったのは、ベーカリーカフェ・レンガ。
以前にご紹介したことがありますが、近代化産業遺産の煉瓦づくりのノコギリ屋根の
織物工場跡地を利用したパン屋さんなのです。
kissチョコはオマケでした。「ご自由にどうそ」と置いてあったのは懐かしいオヤツ。
パンの耳を揚げてお砂糖をまぶしたもの。子供の頃を思い出します(笑)
美味しい1日、楽しいおしゃべりもご馳走でした。
by british-green
| 2012-02-01 22:40
| 美味しい~!