鹿沼彫刻屋台

古峰神社を後に、鹿沼市街まで下りてみました。
「屋台のまち中央公園」にある彫刻屋台展示館を訪ねました。

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何だか蔵のような面白い造りでしょう?この形の訳は後ほど。

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入るとすぐにこの見事な龍の彫刻が目に飛び込んできます。
その奥では音や映像で、鹿沼の屋台の歴史などを見せてくれるコーナー。

鹿沼の秋祭りに繰り出される今宮神社氏子町の屋台が27台、その他の町
そして口栗野神社大祭に繰り出されるものを含め、全部で38台もの屋台があるそうです。
元々は氏神へ奉納する芝居や踊りのための移動舞台ですが
現在は囃子方(はやしかた)が中で演奏する構造になっているそうです。

代表的な3タイプのものが展示してありますが、どの屋台も現役ばりばり。
秋祭りには先ほどの蔵のような造りの扉が開いて、実際に街中を引かれるとのこと。

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こちらは一番派手なタイプ。まさしく豪華絢爛という言葉がピッタリ!
この屋台の久保町というところは裕福な商家が多い、鹿沼宿の中心地だったそうで
黒漆に金箔、彫物も鮮やかに彩色されていて、とてもきらびやか。

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1813年頃に作成されたものだそうです。
ここに展示されるにあたり修復したそうですが、一度解体して彩色しなおしたその費用
3台あわせてなんと7000万円ほどかかったとか!

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こちらは銀座二丁目の屋台。屋台も彫刻もすべて白木作りです。
1847年、大火で焼けたものの10年後に再建されています。

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ガラスケースに入ってるので、ちょっと光っちゃってますけど柱彫刻彫りの部分が
それはもう見事!まさしく匠の技という感じでした。

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これは銀座一丁目の屋台。上2つの中間といった感じで、屋台が黒漆で彫刻が白木。
華美禁止となって、元々の彩色屋台に後から白木彫刻をはめ込んだものらしいです。
こちらも豪華絢爛と同じ頃の制作。龍の彫刻が多い屋台でした。

なぜ鹿沼にこんな見事な屋台彫刻があるかというと、ここが例幣使街道の宿場だから。
例幣使(れいへいし)街道は、家康の死後、京の朝廷の使いが日光東照宮に
毎年御幣を捧げるために通った道で、中仙道・倉賀野宿から日光へ通じています。
(足利も通っています。宿場もいくつかあります)

日光の寺社に携わった宮大工・彫刻師などが、日光の冬の厳しい寒さに鹿沼の町まで下り
この屋台の作り上げたとのことで、出来上がるまでに何年もかかったそうです。



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展示館のすぐ脇にあった日本庭園・掬翠園(きくすいえん)
明治末期から大正初期にかけて造営され、多くの文化人が訪れたといわれています。

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ちょうど紅葉が見頃でした。後にちょっと見えてるのは観濤居(かんとうきょ)と呼ばれる茶室。

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ここ掬翠園がこの日一番の紅葉ポイントでした。

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多目的に利用できる慶雲郷(けいうんきょう)と呼ばれる建物です。
身頃を迎えライトアップされるらしく、その準備がされていました。

夕方になって、そろそろ出れば夕食にいい時間に着きます。
目当ての場所あるのですが、その前にちょっと買い物をしたいところがあるので急ぎましょう!
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by british-green | 2008-12-13 23:26 | 日々の出来事